『バンコクナイツ』(2016年/日本・フランス・タイ・ラオス/ DCP / 182分)

空族が圧倒的スケールで贈る、アジア映画の誕生!

タイの娼婦たちと日本人が織りなす、失われた桃源郷(ユートピア)を取り戻すための旅が始まる。

《解説》 

構想10年。舞台を「サウダーヂ」の山梨からタイに移し、テーマを「娼婦・楽園・植民地」に据え、出会った人々との交流により生まれた物語は、重層的に響きあう182分の映画として完成した。今までカメラが入り込むことができなかった一大歓楽街タニヤでの撮影。更にはバンコクからイサーン(タイ東北地方)、ラオスへの総移動距離4000kmを超える撮影にも挑んだ。イサーンの伝統音楽モーラム、ルークトゥン、プア・チーウィット..."抵抗"の音楽にのせ空族がお贈りする、アジア版「千夜一夜物語」―。いわゆる日本映画という枠を大きく超え、アジア映画とでも呼ぶべきスケールが観るものを圧倒する。 "アジアの中の日本"にとっても他人事ではない「楽園の真実」がここにある。

《物語》 

タイとラオスの国境の街ノンカーイに住む大家族を支えるため、首都バンコクで働くラックは、昔の恋人オザワと5年ぶりに再会する。元自衛隊員のオザワは、日本を捨てバンコクで根なし草のように暮らしていた。ラックは今やお店のナンバーワン。オザワがラックに会うには金がいった。そんな折、オザワはかつての上官にラオスでの不動産調査を依頼される。家族との問題を抱えていたラックもまたオザワに告げる。「私の故郷まで一緒に帰ろう」かくしていくつもの想いを胸に秘めたラックとオザワは、バンコクを逃れるようにノンカーイへと向かうことになったが...。古来国境紛争に翻弄され続けたイサーン。物語はその雄大な"イサーンの森"の闇の奥へ。そしてラオスへと、かつてインドシナを深く抉ったベトナム戦争の癒えぬ傷を映しはじめる。


キャスト スベンジャ・ポンコン、スナン・プーウィセット、チュティパー・ポンピアン、タンヤラット・コンプー、サリンヤー・ヨンサワット、伊藤仁、川瀬陽太、田我流、富田克也

スタッフ 監督:富田克也 脚本:相澤虎之助、富田克也  撮影・照明:スタジオ石 (向山正洋、古屋卓麿) 録音:山﨑巌、YOUNG-G DJs:SOI48、YOUNG-G ライン・プロデユーサ ー:長瀬伸輔 助監督:河上健太郎 ヘアメイク・衣裳:ピーヤー・ニヨム、ナンナパッ ト・ワッタナージャランポン スチール: 山口貴裕 コ・プロデューサー:大野敦子、筒井龍平、フィリップ・アヴリル、アピチャ・サランチ ョン、ドゥアンメニー・ソリパナン、マチエ・ドゥー アソシエイト・プロデューサー:小山内照太郎

製作:空族、FLYING PILLOW FILMS、トリクスタ、LES FILMS DE L'ETRANGER、BANGKOK PLANNING、LAO ART MEDIA

宣伝 岩井秀世 配給 空族 © Bangkok Nites Partners 2016

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